
アストロエニアグラムの体験セッションの中で、こんなお悩みを聞くことが多かったのです。
「なんとなくやりたいことはあるんですけど、本当にこれで良いかわからなくて」
「とりあえずやっては見るんですけど、すぐに飽きてしまって…」
「自分が理想とするものがあって、そこに到達できないと思うと行動が止まってしまうんです」
どれもこれも、とってもよく分かります。
なぜなら、私もアストロエニアグラムを極めると決めるまでは、全部通ってきた道だから…(詳しくは私のプロフィールをご覧ください)
自分自身を振り返ってみても、ビジネス迷子になるパターンって大きく3つに分けられます。今回はその3つについて具体的に解説していきますね。
今、「迷わずにビジネスを進めていきたいのに、どうしても行動が止まってしまう」と思っている方は、ぜひこの3つのどれか(人によっては複数)に当てはまっていないかチェックしてください。
パターン1:自己認識がズレている

自分に何が向いているかわからない、自分が何をしていいかわからないという方の多くは、この「自己認識のズレ」が起きている可能性があります。
「自己理解」という言葉があちこちで聞かれるようになり、自己理解に関する本やセミナーも巷にはたくさんありますよね。でも私は「自己理解」では足りない、むしろ自己理解をすればするほど迷いやすくなると思っています。
大切なのは「自己理解」ではなく「自己認識」です。この2つ似ているようで違うもの。
自己理解とは
「自己理解(Self-Understand)」とは自分自身に深く焦点を当て、自分の内面を理解しようとするプロセスです。具体的には、以下のような要素が含まれます。
- 自分の価値観: 何を大切に思い、どのような行動原理を持っているか。
- 自分の性格・気質: どのような考え方や感情の傾向があるか。
- 自分の強み・弱み: 何が得意で、どのようなことが苦手か。
- 自分の興味・関心: どのようなことに心が惹かれ、熱中できるか。
- 自分の過去の経験: どのような出来事を経験し、そこから何を学んだか。
もちろん、これらはとっても大事なこと。だけど、これだけでは足りないのです。なぜならここには、あなた自身の「今」の感情もあなたの「思考パターン」や「行動パターン」、そして外からどう見えているかという視点も含まれていないから。
やりたいことをやっているはずなのに迷ってしまうのは、自分の行動パターンや思考パターンを無視したやり方をしていることがとっても多いです。
それに、他者から見たときに自分がどんな風に見えるのかに意識を向けなければ、例えば「自分では一生懸命やっているはずなのに、クライアントからはいい加減に見えてしまっている」「私はこんなレベルでは足りないと思っていたけれど、実はクライアントは基礎の基礎が知りたかった」なんてことが起こるのです。
自己認識とは
「自己認識(Self-Awareness)」自己理解を土台としつつ、自分がどのような存在であるかを認識する能力を指します。主観的な側面(内発的自己認識)と客観的な側面(外発的自己認識)の両方を含む点が重要ポイント。
内発的自己認識: 自分がどのように感じ、考え、行動しているかを認識することです。「自分は今、楽しいと感じている」「自分はこういう考え方をする傾向がある」といった、内面的な自己理解に基づいた認識。
外発的自己認識: 他者から自分がどのように見られているかを認識することです。「周りの人は、私のことを明るいと思っているようだ」「上司は、私の提案を論理的だと評価してくれた」といった、他者の視点を取り入れた認識。
自己認識が高い人は、自分の感情や思考パターン、行動の傾向を客観的に捉えることができるんです。また、他者からのフィードバックを受け止め、自分の言動が周囲にどのような影響を与えているかを理解することができます。
ビジネスって、相手があって初めて成り立つものですよね。
「自分がやりたいから」「自分はこれが好きだから」だけではうまくいきません。
だからこそ、「自己理解」ではなく「自己認識」が必要なのです。
パターン2:未来設計がズレている

ビジネス迷子になる2つ目のパターンは未来設計がズレているバターン。
これも「あるある」だと思うんですけど、「ビジネスをしていく上で、何を目指したい?」と聞かれた時に、外側だけの世界(Doing)あるいは自分の内側の世界(Being)だけを設定する人がとっても多いのです。
するとどうなるか?
Doingだけを追いかけていくと、稼いでも稼いでも自分の内側が満足しなくて、もっともっとと際限がなくなったり、ライバルたちよりも目立とうとしてSNSで攻撃的な発信やマウントをしてしまいがち。あとは、自分の内面を無視した結果、目標を達成した途端に燃え尽き症候群のようになってしまう人もいます。
逆にBeingだけを追いかけると、「私は稼ぐためにビジネスをやっているわけじゃないわ!」と稼ぐことに嫌悪感を抱き、稼いでいる人たちを目の敵にすることも。でも現実問題としてどんなに立派な理念があっても、稼げなければビジネスは続けていけません。その結果、数年で撤退を余儀なくされることも少なくありません。
ダイエットに例えるとわかりやすいでしょうか?
ダイエットも、ただ「10kg痩せる!」とか「今年の夏に好きな水着を着たい!」だけで頑張ると、それがモチベーションになって一時的には痩せるかもしれません。
でも10kg痩せたり、好きな水着を着られるようになってゴールを達成したら、そこで糸が切れてしまってリバウンドしたり、逆に少しでも太ることが怖くなってしまい、もっともっとと極端なダイエットを続けたり。
あるいは「別に体重が全てじゃないわ」と自分に甘くなって、ダイエットをしているはずが、一向に結果出ずに「私には向いてなかった」と諦めてしまったり。
同じことがビジネスでも起こるのです。
だから目標はDoingだけでも、Beingだけでもダメ。どちらも持つ必要があるのです。
ちなみに私は、会社員時代はDoingだけを追いかけてきました。私を評価してくれるなら、それに伴ってお給料が上がるはずだと思っていたので、年収を上げることに必死。その結果、お医者さまに「この生活を続けたら、過労死するよ」と言われたことも。当時の私は月の残業が少ない時で80時間、多ければ160時間とか180時間とか働いてました。週に3回は終電を逃してタクシー帰り。そりゃ、過労死するよと言われて当然ですよね。
そしてフリーランスになってからは、稼ぎたいと言いつつ、「稼ぐことが全てじゃない」と言い訳しながら過ごしていたように思います。だから、何度もやることを変えてきたし、うまくいかない自分に対して必死に言い訳をしながら過ごしていたんですよね。
今は、Doing/Beingの両方を追いかけていて、その結果がどう出るのか実験中です。
ただ迷子になって行動が止まってしまう…ということは減ったのは事実です。
パターン3:行動設計のズレ

ビジネス迷子の3つ目のパターンが行動設計のズレ。
これはYouTubeやSNS、セミナーなどで無料情報にばかり触れている人に起きやすいパターンです。今、多くのノウハウが無料で手に入れられる時代。
たくさんの成功者が、「こうやったらうまくいきます」「私はこれで成功しました」と発信していますよね。私が起業した時には、お金を払わないと情報にはアクセスできないことが多かったので、今はとっても恵まれていると思います。
でも、誰かの成功パターンがあなたにも当てはまるかどうかは分からないのです。
パターン1「自己認識のズレ」でも書きましたが、自分の行動パターンや思考パターンを無視して、あなたがチェックした成功者のやり方を真似しようとしてもうまくはいきません。
「あの人はこれでうまくいったのに、それができない私はダメなんだ」
「うーん。この方法は私には合わなかった。次の方法を試してみよう」
「えっ?今度は、こっちが流行っているの?学ばなくちゃ」
こんな風にどんどん深みにハマってしまい、結果、「起業は私には向いていない」「どうせ私はダメなんだ」と自己否定をしてしまうのです。
大事なのは、自分の行動パターンや思考パターンを知った上で、自分に合った行動計画を立てることです。
ちなみに私は、「行動して満足パターン」と「学んで満足パターン」のMIXです(苦笑)
特に「行動して満足パターン」が酷いので、ビジネスコンサルをお願いしています。なぜ成果が出なかったのか、どうすればよかったのかをコンサルタントの方と一緒に振り返ることで、やりっぱなしということがなくなりました。私のように一人でやるのは無理!という方は、コーチやコンサルタントをつけることをお勧めします。
まとめ
ビジネス迷子になるパターンを3つご紹介しましたが、あなたに当てはまるものはありましたか?
まだまだ細かい話はあるのですが、まずは今の自分がどんな状態にあるのかを正しく知ることは、めちゃくちゃ大事です。そこがズレてしまうと、せっかく対策しても頓珍漢になりかねません。
ぜひご自身のズレをチェックして、それに合わせた修正をしてくださいね。
もし、「私が迷子になっている理由が詳しく知りたい」と思う方がいらしたら、ぜひ下記より体験コーチングにお越しください。ホロスコープ×エニアグラムを使って、より具体的に読み解いていきます。
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